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玄武洞

玄武洞(げんぶどう)は、兵庫県豊岡市赤石の円山川東岸にある洞窟です。

国の天然記念物に指定され、山陰海岸国立公園に含まれます。玄武洞のほか、青龍洞、白虎洞、南朱雀洞、北朱雀洞の洞窟が玄武洞公園として整備されています。

約160万年前の噴火によって噴出されたマグマが冷却され、玄武岩溶岩の厚い層が形成されました。その後、河川による侵食により玄武岩塊がむき出しとなりました。玄武洞の玄武岩はマグマが冷却される際に体積が小さくなることでできる割れ目(節理)が顕著で切り出しやすかったこともあり、これを人々が採掘し、その採掘跡が洞窟として残りました。つまり洞窟は天然のものではなく、坑道・採掘跡地ということなのです。ここで切り出された玄武岩は周辺地域で漬物石や石材として使われており、現在でも城崎温泉の大谿川護岸や豊岡の石積みなどで見ることができます。

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