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立雲峡

立雲峡は、標高757メートルの朝来山中腹にあり、山陰随一の桜の名所として「但馬吉野」とも呼ばれます。

立雲峡の最上部には「おおなる池」や「竜神の滝」があるほか、巨石・奇岩が点在する中、春には樹齢300年ともいわれる老桜が自然美の妙をきわめて咲き誇り、渓水もあり、滝あり、老樹あり、巨石ありという環境の美に富んでいます。

竹田城跡と相対した位置にありますので、当時の城主が遠見の桜を楽しむためにこの地に桜を植えて一大公園になったという話がありますが、立雲峡の桜はそんな短い歴史のものではありません。

奈良時代には麓に但馬国造、表米日下君(ひょうまいくさかのきみ)の宮があり、立雲峡の桜は広く知られており、養老元年(717年)には、突如温泉が湧出し万病全治の霊泉の出現ということで遠近からの湯治客が後を絶たず、脱衣庵が建てられ湯治宿舎が軒を並べていたようです。

写真提供:吉田利久氏(立雲峡からの竹田城跡)

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