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一円電車くろがね号

明治42年に明延鉱山で日本一の埋蔵量をもつ錫の鉱脈が発見されました。明延で錫を採掘した鉱石は神子畑に運んで製錬する必要がありました。明延と神子畑は山をはさんで約6kmの距離があります。昭和4年に全長約4kmのトンネルが完成し、明神軌道による鉄道輸送が始まりました。

昭和20年、鉱石だけでなく人を運ぶための客車の運行が始まりました。昭和27年から昭和60年まで33年間、料金1円で人々を運びました。これが一円電車です。明延鉱山は昭和62年に閉山しました。平成22年10月、一円電車の線路が復活しました。距離は70mですが蓄電池機関車で客車くろがね号を牽引しています。くろがね号は、明延鉱山で作られて現役で利用された本物の客車です。現在月に1回、日曜日に運行をしています。

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